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今日は仕事の専門的な分野であります、金融・会計のちょっとしたことを書いてみようと思います。

渋い話ですが、
学生のときの講義で印象に残っている内容に機会費用(opportunity cost)があります。

専門的な定義づけは、そーっと横に置いておいて、
イメージでいうと、
1時間テレビを観たときの費用は・・・主に「電気代」  ですね。

でも機会費用(opportunity cost)というイメージは            
1時間テレビを観ずにアルバイトをした場合のバイト代・・・「機会費用」
   
直接的な費用(電気代)というより、その事をせず(テレビを観ずに)別のあることをする(アルバイトをする)ことで得られたであろう利益ということになります。
1時間アルバイトをして利益を得る機会を放棄して、アルバイト代を得ていない訳ですから費用、(機会費用)と命名されたのでしょうか。モノを逆さまに見てなんとなく理解できるような気がします。
  *逆バージョンも考えられます。費用をかけてしている事をやめれば費用が減るのに、そうしないで費用を払い続けること。ただこの場合は現実に費用として払っていますが。ややこしいので無視してください。

この、機会費用(opportunity cost)なるものが何故印象に残っているのかと言いますと・・・現実世界で少なからず顔を出してくるからです。
私が銀行勤務だったころ支店の金庫には多くの現金は置いてありませんでした(某TV番組でも放送されておりましたが)。防犯上のこともありますが、機会費用の考え方にも裏付けされております。
現金は置いているだけでは利息(収益)を生み出さないからです。現金を置いておくと運用して得られたであろう収益を放棄していることになります。つまり現金がテレビを観ている事となります。
まさしく機会費用(opportunity cost)ですね。銀行は自然と利潤の最大化行動をとっている訳です。

会計帳簿に携わる仕事をしている中で、在庫・在庫を置いているスペース・・・なんかも気になります。適正在庫はもちろん理想ですし、その保管スペースも必要最小限であれば理想です。
でも過剰、不良在庫が増えてくると、テレビを観ている在庫さんが増えその余分なスペース料(倉庫代)と、在庫負担に伴う借入利息なんかも余計なコストです。定義での機会費用(opportunity cost)では無いですが、イメージして頂けるでしょう。

(※お断りしておきますが以上テレビを観ることは決してマイナスイメージではありません。)

この機会費用(opportunity cost)の発想は他にも日常的な出来事でたくさん存在します。機会費用の「費用」という概念は経費(キャッシュ)だけではなく「時間も空間もコスト」として考えればより幅は広がります。
経済学的な発想から、周りを見てみると、ほーっ、と思うことに出くわすことも多いですね。経営者の方々もそのような観点で全社を見直すのもいいかもしれません。
2013/08/27(火) 12:18 PERMALINK COM(0)
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